会社に連絡しなくてもいいの?
退職代行コラム
Q.
退職したいのですが、もう会社には行きたくないし、連絡もしたくありません。
弁護士に「退職代行」を依頼すれば、会社から連絡は来なくなりますか?
また、上司が突然、自宅に押し掛けて来たり電話連絡をして来ることが予測されますが、
どうすればよいでしょうか?
A.
弁護士に依頼すれば、そのようなご心配には及びません。
【解説】
弁護士は、まず使用者(会社)に対して、労働者の代理人として、配達証明付の内容証明郵便(郵便物の内容及び同郵便物が配達されたことを証明する郵便)にて退職通知を送付します。併せてFAXによる通知をすることもあります。
その通知書には、労働者の退職の申入れ及び退職時期、未払給与及び退職金の精算方法、離職手続のお願いとともに、今後の退職に関する一切の連絡は、労働者ではなく代理人弁護士を窓口にするように記載します。
ですから、同通知書が使用者である会社に送達されて以降は、通常、会社から労働者に直接連絡が入るようなことはありません。
万一、ご心配されているように、会社関係者が直接自宅に来たり、電話連絡があった場合には、無視していただくか、ご面倒でも「全てを弁護士に任せているので、弁護士を通してください」と告げて頂くことになります。
なお、会社に労働者の私物を残していたり、労働者が会社の制服や鍵などを所持しているときは、その処分又は返還は弁護士を通じてすることもできますので安心です。